2008年11月20日木曜日

Gmailのテーマ 「忍者」

Gmailにテーマ機能がついたらしい。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/11/20/21595.html

ということで、早速目についた「忍者」を選択してみたところ、「地域」を入れてくださいとのこと。
地域によって違いがでるらしいけど、違いが分からない....。


Samba + DFS + Vista

ここしばらく調査していたSambaのDFSの問題をようやく修正した。
結局、修正としては1行パッチだったが、たどり着くまで非常に苦労した。

https://bugzilla.samba.org/show_bug.cgi?id=5909


問題発生の条件としては次のとおり
1. MS-DFS用のリンクとして、日本語を含むリンク名を作成する。
# ln -s msdfs:192.168.1.10\share DFSリンク

2. Vistaでドメインログオンしたユーザーで、SambaのDFSルート共有を
ネットワークドライブに割り当てる(Z:など)

3. ユーザーでドメインログオンし、スタートメニューの右クリックから、エクスプローラーを起動
ネットワークドライブから、DFSリンクをクリックすると、「ネットワークパスが見つかりません。」の
エラーが発生。

不思議なことに、XPでは発生せず、VistaでもマイネットワークからDFSリンクにアクセスすると問題が発生しないという...。

原因としては、SambaがDFSリンク名を格納したパケット内で、DFSリンクのパス名の数値を格納する箇所に、UCS-2のバイト数ではなく、UTF-8(unix charset) * 2のバイト数を格納していたことが原因だった。
そのために、ASCIIだけのDFSリンクでは、バイト数は文字数 * 2なので、問題が発生しない。

パケットキャプチャを見比べても、一見、ASCIIだけのリンクも日本語を含むリンクも、パケットの内容として間違っているように見えなかったので、問題箇所の特定に時間がかかった。

MicrosoftのオープンプロトコルドキュメントのDFSプロトコルを参照しながら、いろいろ比較をしていって、ようやく格納されているバイト数がおかしいことに気がついた。
このドキュメントが無かったら、正しい値の確証が持てなかっただろうから、挫折していたかも。
これからは、もう少し参考にしてみよう。

今回参考にしたDFSのプロトコルドキュメントは下記から。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc202172(en-us).aspx


Microsoftのオープンプロトコルのドキュメント


http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc197979(en-us).aspx


2008年11月7日金曜日

samba 3.2のschemaにsambaTrustedDomainPasswordを追加

OpenLDAP用のshema以外にはsambaTrustedDomainPassowrdオブジェクトクラスが追加されていないので、Sun JDS用のsamba.schemaをつけてバグ登録。

https://bugzilla.samba.org/show_bug.cgi?id=5879


2008年11月6日木曜日

Samba 3.2 + ZFS の NFSv4形式ACLマッピング

NFSv4 ACLとWindows ACLの関係

Windowsで設定すると、以下の属性がNFSv4 ACLに設定される。
各属性の見方はSunのドキュメントを参照。
http://docs.sun.com/app/docs/doc/819-6260/6n89n6cgh?a=view#gbbhr

ファイル所有者の権限
書き込み

owner@:-w-p---A-W----:------:allow


読み取り

owner@:r-----a-R-c---:------:allow


読み取りと実行

owner@:--x-----------:------:allow


変更

owner@:rwxpd-aARWcC-s:------:allow


フルコントロール

owner@:rwxpdDaARWcCos:------:allow


拒否エントリの場合は、allowの代わりにそれぞれdenyのエントリとして設定される。

詳細なアクセス許可エントリ
所有権の取得

owner@:------------o-:------:allow


アクセス許可の変更

owner@:-----------C--:------:allow


アクセス許可の読み取り

owner@:----------c---:------:allow


削除

owner@:----d---------:------:allow


拡張属性の書き込み

owner@::---------W----:------:allow


属性の書き込み

owner@:-------A------:------:allow


フォルダの作成・データの追加

owner@:---p----------:------:allow


ファイルの作成・データの書き込み

owner@:-w------------:------:allow


拡張属性の読み取り

owner@:--------R-----:------:allow


属性の読み取り

owner@:------a-------:------:allow


フォルダの一覧・データの読み取り

owner@:r-------------:------:allow


フォルダのスキャン・ファイルの実行

owner@:--x-----------:------:allow


フルコントロール

owner@:rwxpdDaARWcCos:------:allow


Posix ACL
Posix ACLの場合、1つのビットに複数の属性の機能がまとめられているため、個別に属性を設定できない。

read

  • フォルダの一覧・読み取り

  • 属性の読み取り

  • 拡張属性の読み取り

  • アクセス許可の読み取り



write

  • ファイルの作成・データの書き込み

  • フォルダの作成・データの追加

  • 属性の書き込み

  • 拡張属性の書き込み



execute

  • フォルダのスキャン・ファイルの実行

  • 削除

  • アクセス許可の変更

  • 所有権の取得




2008年11月5日水曜日

Ubuntu 8.04にOpenOffice 3.0をインストール

長文を書く予定があるので、参照機能が改善されているらしいOpenOffice3.0にアップデート。

Ubuntu日本語フォーラムを参考に。
http://forum.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=3095

debパッケージはこちらから。
ftp://ftp.jaist.ac.jp/pub/openoffice/localized/ja/3.0.0/

私の環境だとこんな感じでした。
$ cd OOO300_m9_native_packed-1_ja.9358/DEBS
$ sudo apt-get remove openoffice.org-core
$ sudo apt-get remove openoffice.org-base-core
$ sudo apt-get remove openoffice.org-l10n-ja
$ sudo apt-get remove openoffice.org-hyphenation openoffice.org-ure

OOo3.0のインストール
$ sudo dpkg -i ooobasis*deb
$ sudo dpkg -i openoffice*deb

$ sudo apt-get install ubuntu-desktop-ja
$ sudo apt-get install language-support-en

デスクトップメニュー用のパッケージインストール
$ cd desktop-integration/
$ sudo dpkg -i openoffice.org3.0-debian-menus_3.0-9354_all.deb

結果からみるとopenoffice.org-l10n-jaとかは削除しなくても良かったのかも。